福岡県内でも30度以上の厳しい暑さが続き、連日熱中症の話題が尽きません。心身共に疲弊しやすい時期を
迎えました。心身の健康状態が良いと仕事のパフォーマンス効率が上がると考えられています。今回は、働く上で
健康課題に関して困ったことや改善策について、男女共同参画局が『令和5年度 男女の健康意識に関する
調査報告書』にて発表していますので取り上げていきます。
1、男女とも20~50代では
「ストレスなどメンタルに関わる悩みが言い出しにくい」が最も高く、男女とも2割。
60代で最も高い数値は 「自分が休もうとしても代わりに任せられる人がいない」の16%でした。
2、
「ストレスなどメンタルにかかわる悩みが言い出しにくい」については、若い年代で高い傾向があり、特に
女性20-39歳では26%と、男性に比べても高い数値を示していました。「自分が休もうとしても代わりに
任せられる人がいない」も、女性の方が5%ポイント以上高い数値を表していました。
1、働く上での健康課題等に対する改善策については、
男女共に「待遇・給与の改善」が最も高く、次に
「仕事の量・仕事時間の改善」が続きました。
働く上で健康課題に関して困ったことは、「ストレスなどメンタルに関わる悩みが言い出しにくい」の数値が高い
結果になりました。ストレスが蓄積し続けると、従業員の仕事のパフォーマンス効率や仕事に対するモチベーションも
低下します。
働く上での、健康課題等に関する悩みが解消されれば、従業員の仕事のパフォーマンス効率や仕事
に対するモチベーションも向上し会社の生産性アップに繋がるのではないでしょうか。
【参照】
内閣府男女共同参画局 「令和5年度男女の健康意識に関する調査 報告書のポイント」
https://www.gender.go.jp/research/kenkyu/pdf/kenkou_r05s/00.pdf