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お知らせ 2023/02/06

IPAが情報セキュリティ10大脅威 2023を公開

IPA(独立行政法人情報処理推進機構)は1月25日に情報セキュリティにおける脅威のうち、
2022年に社会的影響が大きかったトピックを「情報セキュリティ10大脅威 2023」として公表しました。

IPAは情報セキュリティ対策の普及を目的として2006年から、前年に発生した情報セキュリティ事故や
攻撃の状況等から脅威を選出し、「個人」と「組織」の立場でそれぞれ上位10位を公表しています。

 
前年
順位
「個人」向け脅威 順位 「組織」向け脅威 前年
順位
1 フィッシングによる個人情報等の詐取 1 ランサムウェアによる被害 1
2 ネット上の誹謗・中傷・デマ 2 サプライチェーンの弱点を悪用した攻撃 3
3 メールやSMS等を使った脅迫・
詐欺の手口による金銭要求
3 標的型攻撃による機密情報の窃取 2
4 クレジットカード情報の不正利用 4 内部不正による情報漏えい 5
5 スマホ決済の不正利用 5 テレワーク等のニューノーマルな働き方を狙った攻撃 4
7 不正アプリによるスマートフォン利用者への被害 6 修正プログラムの公開前を狙う攻撃
(ゼロデイ攻撃)
7
6 偽警告によるインターネット詐欺 7 ビジネスメール詐欺による金銭被害 8
8 インターネット上のサービスからの個人情報の窃取 8 脆弱性対策情報の公開に伴う悪用増加 6
10 インターネット上のサービスへの不正ログイン 9 不注意による情報漏えい等の被害 10
圏外 ワンクリック請求等の不当請求による金銭被害 10 犯罪のビジネス化
(アンダーグラウンドサービス)
圏外
                       出典:IPA「情報セキュリティ10大脅威 2023」ランキング

「組織」向け脅威の1位は3年連続で「ランサムウェアによる被害」でした。
ランサムウェアの感染経路は多岐にわたるため、ウイルス対策、不正アクセス対策、脆弱性対策などの
基本的な対策をしっかりと適用することが重要です。
また、バックアップの取得や復旧計画を策定するといった、攻撃を受けることを想定した事前の準備も重要です。

IPAでは、今後ランクインした脅威に対する傾向や対策などの詳しい解説とともに、多岐にわたる脅威に
対して共通する対策をまとめて具体的に開設する「共通対策」を2月下旬に公開する予定です。


https://www.ipa.go.jp/security/vuln/10threats2023.html
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