お知らせ
2022/07/08
令和3年「高年齢者雇用状況等報告」の集計結果
厚生労働省は、令和3年「高年齢者雇用状況等報告」(6月1日現在)の集計結果を取りまとめ、公表しました。
「高年齢者等の雇用の安定等に関する法律」では、高年齢者が年齢に関わりなく働き続けることができる「生涯現役社会の実現」を目指して、企業に「定年制の廃止」や「定年の引上げ」、「継続雇用制度の導入」のいずれかの措置(高年齢者雇用確保措置)を、65歳まで講じるよう義務付けています。
さらに、令和3年4月1日からは、70歳までを対象として、「定年制の廃止」や「定年の引上げ」、「継続雇用制度の導入」といった雇用による措置や「業務委託契約の導入」、「社会貢献事業に従事できる制度の導入」のいずれかの措置(高年齢者就業確保措置)を講じるように努めることを義務付けています。
Ⅰ 65歳までの高年齢者雇用確保措置を実施済みの企業の状況
① 高年齢者雇用確保措置の実施状況
65歳までの高年齢者雇用確保措置を実施済みの企業は231,402社(99.7%)
・企業規模別には大企業では99.9%、中小企業では99.7%
・高年齢者雇用確保措置を「継続雇用制度の導入」により実施している企業は、全企業において71.9%
② 65歳定年企業の状況
65歳定年企業は48,958社(21.1%)
・中小企業では21.7%
・大企業は13.7%
Ⅱ 66歳以上まで働ける制度のある企業の状況
① 70歳までの高年齢者就業確保措置の実施状況
70歳までの高年齢者就業確保措置を実施済みの企業は59,377社(25.6%)
・中小企業では26.2%
・大企業では17.8%
② 66歳以上まで働ける制度のある企業の状況
66歳以上まで働ける制度のある企業は88,933社(38.3%)
・中小企業では38.7%
・大企業では34.1%
③ 70歳以上まで働ける制度のある企業の状況
70歳以上まで働ける制度のある企業は84,982社(36.6%)
・中小企業では37.0%
・大企業では32.1%
④ 定年制廃止企業の状況および66歳以上定年企業の状況
定年制の廃止企業は9,190社(4.0%)
・中小企業では4.2%
・大企業では0.6%
集計対象
全国の常時雇用する労働者21人以上の企業232,059社
(報告書用紙送付事業所数248,782事業所)
中小企業(21人~300人規模):215,092社
(うち31人~300人規模:157,290社)
大企業(301人以上規模):16,967社
厚生労働省HP
令和3年「高年齢者雇用状況等報告」の集計結果を公表します
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_26246.html
一覧へ