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お知らせ 2021/11/30

テレワークでのメンタルヘルス対策について

 テレワークでのメンタルヘルス対策はどうしていますか?従業員のメンタルヘルス管理はできていますか?

厚生労働省の委託事業である民間会社の調査によると、テレワークには、「通勤時間を節約することができる」、「通勤による心身の負担が少ない」などのメリットがある一方で、「同僚や部下とのコミュニケーションがとりにくい」、「上司とのコミュニケーションがとりにくい」など、コミュニケーション面のデメリットを感じている労働者も少なくないという結果が出ています。
<調査>三菱UFJリサーチ&コンサルティング 「テレワークの労務管理等に関する実態調査(概要版)」 令和3年3月に「テレワークの適切な導入及び実施の推進のためのガイドライン」(厚生労働省)改定・公表されました。
テレワークを行う上で、適切に労務管理を行い、また従業員が安心して働けるよう、事業主が注意すべき、実施すべき事項がまとめられています。
 

テレワーク

周囲に上司や同僚がいない環境で働くことになるため、 労働者が上司等とコミュニケーションを取りにくい、上司等が労働者の心身の変調に気づきにくいという状況が多く起こりえます。
 

ガイドライン

円滑にテレワークを行う為に事業者は「テレワークを行う労働者の安全衛生を確保するためのチェックリスト(事業者用)」を活用する等により、健康相談体制の整備、コミュニケーションの活性化のための措置を実施することが望ましいとされています。
 

テレワークを行う労働者の安全衛生を確保するためのチェックリスト(事業者用)

目的 労働者にテレワークを実施させる事業者が安全衛生上、留意すべき事項を確認する際に活用。労働者が安全かつ健康にテレワークを実施する上で重要な事項になっている。
実施頻度 半年に1回程度
コミュニケーション不足の問題を解消するために、一部の企業では定期的に「1on1ミーティング」をオンラインで行うなど、上司が部下の体調を確認するための対策を実施しています。
 

自宅等においてテレワークを行う際の作業環境を確認するためのチェックリスト(労働者用)

また、テレワークを行う作業場が自宅等である場合については、事務所衛生基準規則等は一般には適用されませんが、安全衛生に配慮したテレワークが実施されるよう、「自宅等においてテレワークを行う際の作業環境を確認するためのチェックリスト(労働者用)」を活用しましょう。
作業環境に関する状況の報告を求めるとともに、必要な場合には、労使が協力して改善を図る又はサテライトオフィス等の活用を検討することが重要であるとされています。
テレワークを行う労働者の安全衛生を確保するためのチェックリスト【事業者用】

 
自宅等においてテレワークを行う際の作業環境を確認するためのチェックリスト【労働者用】

<参考>
テレワークの適切な導入及び実施の推進のためのガイドライン
https://www.mhlw.go.jp/content/000759469.pdf
 
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