お知らせ
2020/09/02
改正個人情報保護法が成立しました
改正個人情報保護法が2020年6月5日に成立し、6月12日に公布されました。
公布から2年以内に施行される予定です。
個人情報に対する意識の高まり、技術革新を踏まえた保護と利活用のバランス、新たなリスクへの対応等観点から行われた改正です。
企業に関する改正内容は以下のとおりです。
- 違法または不当な行為を助長・誘発するおそれのある不適正な方法での個人情報の利用を禁止する規定を創設
- 漏えい等が発生し、個人の権利利益を害するおそれがあるとき、一定の場合に限り個人情報保護委員会への報告と本人への通知を義務化
- 個人情報保護委員会による命令に違反した場合の法人に対する罰金上限額を引き上げ(個人と同額の50万円または30万円以下→1億円以下)
- 氏名等を削除した「仮名加工情報」を創設し、データ利活用のための内部分析に限定する等を条件に、本人からの開示・利用停止請求への対応等の義務を緩和
- ブラウザや端末を識別してインターネット広告の配信等に用いるクッキーや情報端末固有ID等の「個人関連情報」に関する第三者提供の制限等を創設
今後、個人情報保護委員会がガイドラインを公表する予定です。
企業は、施行までに自社のプライバシーポリシーや社内規程の見直し、社内教育を行う必要がありますので、ご注意ください。
【参考】個人情報保護委員会HP「個人情報の保護に関する法律等の一部を改正する法律」の公布について」
https://www.ppc.go.jp/news/press/2020/200612/
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